Click here to visit our sponsor
MEMORIZE 日記検索 新着日記 ランキング 共通テーマ ランダムジャンプ
wandering darkness
LatestDiary | PastDiary | Message | Mail | MyLink


2004/04/10 (土)
解離性障害に薬は無い


今日は診察日だった。

高校の入学式の前夜、オーバードーズをした事を話した。
自傷した事も。

主治医に「薬を飲まなくても平気でしたか?」と訊かれた。

オーバードーズをしたので、二日間、精神安定剤が無かった。
私は平気だった。
鎮痛剤は使ったけれど、精神安定剤が欲しいとは思わなかった。

主治医は「解離性障害に効く薬は有りませんから」と言った。
この言葉を聞くと落ち込む。

主治医は「菫さん?」と訊いた。
私は慌てて「いいえ。私です。ひかる」と答えた。
主治医は「ごめん。似てたから」と言った。

『菫』は内気で、よく泣くらしい。

私は、泣かない性格だ。

強くなんか無い。

正確に言うと、涙が出ない。
悲しみの感情は有る。
でも、泣けない。

私の心の中で、何かが欠けて居るんだ、と思う。

主人格も人格。

そういう事かも知れない。

自分を人格だ、と思う事は怖い。
とても。
けれど、私も交代人格だった頃が有る。

昔、主人格が自殺を図ってから、私が主人格になった。
交代人格の自分の方が、好きだった気がする。

自分だけの名前。
自分だけの記憶。
自分だけの感情。

私が、自分を好きだ、と思えるのは、彼と居る時だけだ。



< prev
next >


RDF