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2004/04/11 (日) |
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今日は彼の家へ行った。
彼の母さんが出て来て、緊張した。
中学時代に会って居るので「初めまして」は変。
彼の母さんが「こんにちは。いらっしゃい」と笑って言ってくれた。
私は慌てて「こんにちは」と言った。
心臓が破裂しそうだった。
彼は「最上ひかる。付き合う事にしたから」と言った。
彼の母さんは切ない眼をして、優しく微笑んだ。
「どうぞ」
中に勧められながら、彼の母さんも知って居るんだ、と解った。
私の記憶に無い過去。
彼の部屋に入ろうとした時、彼の弟と妹に会った。
二人とも中学生らしい。
「美人じゃん」
そう言われて複雑な気持ちになった。
可愛い、と言われた事も有るけど、信じられない。
祖母と母と姉に「醜い」と言われて居たから。
私は醜い。
顔を伏せて、彼の部屋に入った。
彼はミルクティを淹れてくれて、自分にはコーヒーを淹れて居た。
私は幼い頃から甘い物を食べて居ないので、砂糖抜き。
こんなに気を使う彼女なんか、嫌じゃないかな、と思った。
パニック発作も持って居る。
彼にそう言った。
彼は黙ってCDを入れ替えた。
貴方の腕が声が背中がここに在って
私の乾いた地面を雨が打つ
逃げる事など出来ない
貴方は何処までも追って来るって
泣きたい位に分かるから
分かるから
彼は「そう思ってろ」と言って、キスをした。
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