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2004/04/02 (金) |
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幼い頃は独りが好きだった。
殴られたり蹴られたりするより、独りが良かった。
絵本を読める様になるのが、他の子より早かったらしい。
けれど、それは褒められても嬉しく無かった。
孤独の結果だったから。
心の何処かで、寂しかったんだと思う。
絵を描くのも好きだった様だ。
沢山の賞を貰って居る位。
でも、それを見ると悲しい。
孤独の結果だと思い知らされるから。
母の自慢でも有るから、悔しい。
今の私は独りが嫌い。
怖い、と言っても過言では無い程。
記憶が飛ぶ恐怖は、経験しないと解らないと思う。
その間に「自分では無い自分」が何をして居たのか、不安だ。
それから自分に戻った時の頭痛。
「自分では無い自分」が誰だったのか、で、痛み方は違う。
担当医に名前だけ教えられて居る人格。
私自身も自覚して居る人格。
担当医すら知らない、私の知らない人格。
私の場合、自覚して居る人格は、クラッとする程度。
名前だけしか知らない人格は、鎮痛剤が必要な位は痛む。
誰も知らない人格は、気を失う程、痛む事も有る。
実際、中学二年生の時、学校で気を失って倒れた事が有る。
その時、保健室へ運んでくれたのが、今の彼だ。
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