私は「解離性同一性障害」じゃないんです。
解離している間の私が名前を名乗るので、疑いをかけられています。
これは「珍しい苗字」や「珍しい名前」の方で、自分の名前が嫌いになった経験のある人には理解していただけるのでは無いか、と思います。
私の戸籍上の苗字は珍しい上に、名前は誰も読めません。
虐待を受けて、自分を嫌いになった子供が、自分の名前を嫌いになるのは、不思議では無いと思います。
基本人格と呼ばれる本人が、無意識に解離するたびに「その時に好きな名前」をつけてしまったんです。
名前をつけられたせいで、解離した感情が「個人」という意識を持ってしまったんです。
「それは解離性同一性障害では?」と思われるかも知れません。
明らかに違うと言い切れるのは、名前も性格も年齢も違うのに、共通点があるんです。
全員が「病気を治して誰かの役に立てる者になるまでは、絶対に死にたくない」と考えています。